思考 話を聴くこと 仕事柄、毎回必ず利用者さんやそのご家族とお話をします。その中で思ったことです。 よく「会話は傾聴が大事」とか、「会話において女性は共感を、男性は解決を求めている」なんて言われます。単純に自分は話すのがあまり得意ではないこともあって、相手にたくさんしゃべってもらうことを心がけています。そうすると、「この人は否定されることが苦手なんだな」とか、「結構はっきり言ってほしいんだな」となんとなーく感づくタイミングがあったりします。 先日、とある利用者さんとの雑談で、「Aさんがね、知人に勧められて治療院に行ったんだって。最初は良いなって思っていたらしいんだけど、急にウン万円の高いコースを勧められたんだって!知人の人もそんなこと言われたことないっていうし・・・。なんでかしらね?結局それがストレスで行くのやめちゃったんですって。」という話が出ました。私は「あら~そんなこともあるんですね~」となんとなく聞いていたのですが。たまたまその治療院関係者に知り合いがいたので、その話を尋ねてみました。すると、実際にそのコースは存在していて特殊な機械を使うため値段設定が高いことや、治療内容は人によって違うからAさんには勧められたけど知人には言わなかったのでは、という回答がありました。勧め方も難しいですよね~(;´・ω・)という補足付きで。 なるほど!と思い、その後のサービスの時に回答のことを利用者さんに話してみました。そうすると、「あ、そうなの?ふーん・・・。」私(おや・・・?)利用者さん「まあでも、いきなり高い値段言われたらAさんもびっくりしちゃうよねぇ。」私(だからそれは理由があるからでは・・・)「まあそうですね~」利用者さん「Aさんかわいそう!!」私(言いたいことはそっちかー!!!)つまり、「なぜAさんが高いコースを勧められたのか」よりも、「そんな目に遭ったAさんかわいそう!!」ということを聴いてほしかったんですね(;・∀・)解決より、共感をしてほしかったみたいです。 色々な方々と話をしていて、今回のように最後に要点が分かってすっきりすることもあれば、たまに結局何を求めていたのか分からないままもやもやして話が終わることもあります。話を聴くことって難しい。でも、やっぱりコミュニケーションの基本は会話なので、より聴き上手になれるようになりたいなと思います^^